たまきちの「真実とは私だ」

事件、歴史、国家の真実を追求しております。芸術エッセイの『ある幻想画家の手記』https://gensougaka.hatenablog.com/もやってます。メールはshufuku@kvp.biglobe.ne.jpです。

なぜ日本はアメリカとの戦争を避けることができなかったか

なぜ日本はアメリカとの戦争を避けることができなかったのだろうか? 当時、アメリカの国力は日本の10倍だったのである。本気でぶつかりあえば負けるに決まっていた。これはあと知恵ではなく、当時の日本の最高有識者でチームが組まれた「総力戦研究所」から…

天皇は今も昔も権力者のためにある

なぜ日本はものごとを変えることができないのか。なぜ、変えるのが苦手であり、変えたとしても遅いのだろうか。直接的な理由は簡単だ。ものごとを変える指示を下すべきトップリーダーなる者がいないからである。 なぜトップリーダーがいないのか。それはトッ…

特攻はなぜ行われたか~総力戦の論理と日本人

長い歴史の中で日本人が行ったもっとも恐ろしい行為は、特攻であろう。切腹も恐ろしいが、これは基本的に武士階級に限られた慣習で、かつ自主的にやるものであった。しかも太平洋戦争敗戦時はともかく、腹を切るという行為は歴史的にどれほど行われてきたか…

ミッドウェイ海戦1番の敗因~鎖国引きこもりのツケ

大敗北を喫したミッドウェイ海戦の敗因については複数の原因があげられているが、その1番根本のものは何だったのだろうか? 私がこれを気にするのは、ミッドウェイの大敗にこそ日本人の1番の弱点、少なくとも外の世界と相対したときの最大の弱点が出たと直感…

栗田ターンはまちがっていない~日本人の誹謗中傷癖

ネットにおける有名人への誹謗中傷が問題になっているようだが、ミリタリーオタクのあいだでは、別にひどいことをしたわけでもないのに、いまだ誹謗中傷されつづけている旧帝国軍人がいる。1944年のレイテ沖海戦において、レイテ湾突入前に突如Uターン(俗に…

熊を悪者にするニュースが増えたわけ~太陽ソーラー拡大の利権

最近妙に野生動物による被害、なかんずく熊による被害のニュースが多い。しかしこれは実は、山間の太陽ソーラー設置拡大のための布石なのではないだろうか? というのは、今、日本の山間のあちこちに見られる太陽ソーラーは森をつぶしてできたものである。つ…

少子化の1番の原因は「好きでもない相手と結婚したくない」

今さらだが「異次元の少子化対策」って言葉にコーヒー噴いたのは私だけではあるまい。マンガのタイトルか。内容も妙。現在の少子化の1番の直接的原因は「非婚化」なのである。なるほど「子供の養育費をさしあげます」は的はずれという意味で「異次元の」対策…

最後通牒はハル・ノートでなく日本の乙案の方だった

日本がアメリカとの戦争を決意したのは、ハル・ノートという過酷な条件の最後通牒をつきつけられたからだ! といまだに思っている人が多いが、これは大の字が10コくらい並ぶ大ウソである。 真実はこうなのだ。 日本は1941年11月5日の御前会議で、1か月後の…

真珠湾攻撃はすべて山本五十六のせいにせよ!

昨年末は、真珠湾攻撃から80年ということで、いろいろ特別番組もあったようだが、昔から12月8日を迎えると必ず放映される映画がある。『トラ!トラ!トラ!』(20世紀FOX社 1970年制作)だ。私もけっこう見た口だが、この映画には大きな疑問があった。 資本…

明治天皇すり替えを隠すため元老は滅んだ

先の戦争は、軍部の暴走によるものだとよく言われる。しかし、なぜ軍部は暴走した、というか、勝手ができたのだろうか? まず誰しもがあげるのが、かの悪名高き「統帥権の独立」であろう。つまり、日本の軍隊は天皇の所有物であり(軍艦に天皇家の紋章がつい…

ニーチェの永劫回帰(永遠回帰)とはどういう思想なのか

1.ニーチェの病気、発狂の正体 ニーチェは、45歳で発狂し、その後、正気に戻ることなく55歳で没した。少年時代からニーチェの体にはおかしいところがあった。頭痛、眼痛、めまい、吐き気の発作を繰り返して起こしていたのである。26歳で大学の正教授(!)…

神戸連続児童殺傷事件の真犯人~酒鬼薔薇は少年Aではない

神戸市で97年5月におきた神戸児童連続殺傷事件、通称「酒鬼薔薇事件」については、酒鬼薔薇は逮捕された少年Aではないと一部では言われているが、この意見に私も賛成だ。以下その理由を申し上げる。 まず何より単純な話、被害者の遺体の一部を中学校の校門前…

日航123便はミサイルの近接爆発で垂直尾翼を失った

1.123便の垂直尾翼を破壊したのは近接爆発したミサイルである 1985年8月12日に起こった痛ましき日航機123便の墜落については、公式見解である圧力隔壁の自壊ではなく、真の原因は、軍兵器の飛翔物体が空中衝突して垂直尾翼を破壊したのであり、その証拠を…

なぜ日本は変われないのか~結局アメリカのおかげで平和

日本はなぜ変われないか? などと言うと、日本のどこを変えなければいけないのかなんて反対に訊かれそうである。今の日本は史上かつてないほど平和で豊かではないか。誰もそんな文句は言ってないではないかと。 いや文句はある。日本では個人が主体性の放棄…

「かごめかごめ」と「通りゃんせ」その真の意味

「かごめかごめ」と「通りゃんせ」といえば、日本の二大「よく分からないけどなんだか怖そうな歌を歌いながらあそぶ遊び」で、その歌詞の解釈もいろいろな説があるようだが、歌詞の内容は二義的なことだと思う。歌詞より、遊びそのものが、より本質的で、か…

日本に哲学者がいないのはなぜか

日本には哲学学者はいるが、哲学者そのものはいないといわれる。しかし私は日本にも、哲学的思考の持ち主はいると思っている。ただ、それを受け入れるベースが日本にはないのだ。 哲学とはものごとの根源を考え抜くものだ。そして根源の説明というのは人間に…

日本から〈日本〉を駆逐せよ!~日本因数分解論

目 次 ①日本はまず因数分解して捉えられなくてはならない ②〈日本〉なるものの歴史 ~または日本国号論 ③〈日本〉なるものの定義 ~または日本人論・論 ④〈日本〉なるものの問題点 ⑤予想される反駁への回答 ①日本はまず因数分解して捉えられなくてはならない…

「やまと」という国など実はなかった

「やまと」は日本の古称だと思っている人が多いが、実はこの国を昔、「やまと」と呼んでいた証拠は何もない。 この国の名は「やまと」――それは、江戸時代後期の有名な国学者本居宣長が、漢意(からごころ)に染まる前のこの国独自の純粋なものを追及している…

桃太郎とは何か~富国強兵と早期出産奨励

このこと、もうとっくに誰かが見つけてるだろうと思ったのですが、ネットで調べてみると、どうやらまだ出てないので書きます。それは桃太郎の話の真実。それは今日偶然、桃太郎の歌を聴いていたときのことでした。 桃太郎さん、桃太郎さん、お腰につけたきび…

三島由紀夫割腹の謎をとく~輪廻転生のおわる日に

目 次 ①序『太陽と鉄』論 ~存在の証としての誕生と死 ②『仮面の告白』『禁色』論(24~28歳)~生の歓喜たる流血の死 ③『金閣寺』『鏡子の家』論(29~34歳)~生を阻むものの破壊 ④『憂国』論(35~39歳)~日常と死の融合 ⑤『豊饒の海』論(40~45歳)~…

サンスクリット語はギリシア語の変化したもの!?

インドのサンスクリット語とギリシャ語が似ているのはなぜだろうか? 梵語とも呼ばれ、お経の原典の言葉でもあり、古代インドの雅語とも学問語とも言われるサンスクリット語は、古典ギリシア語やラテン語にきわめて類似していて、この三つは三大古典語などと…