たまきちの「真実とは私だ」

事件、歴史、国家の真実を追求しております。芸術エッセイの『ある幻想画家の手記』https://gensougaka.hatenablog.com/もやってます。メールはshufuku@kvp.biglobe.ne.jpです。

熊を悪者にするニュースが増えたわけ~太陽ソーラー拡大の利権

最近妙に野生動物による被害、なかんずく熊による被害のニュースが多い。しかしこれは実は、山間の太陽ソーラー設置拡大のための布石なのではないだろうか? というのは、今、日本の山間のあちこちに見られる太陽ソーラーは森をつぶしてできたものである。つまり野生動物の生息場所を削って設置したものである。このあちこちにできる太陽ソーラーに対し、自然保護団体が反対運動に出ていて、なかんずく熊を保護する団体が強く反対しているらしいのだ。だから太陽ソーラーに利権を持つ側は、マスコミを利用して、「熊など駆除すべき害獣、恐ろしい獣」というニュースを流すことにより、最大の障壁である熊の保護団体の主張を骨抜きにすると同時に、国民に熊が住処をうしなったところで可哀そうなんて思わせないようにし、のうのうと森を切り開いて、自分たちの有利なように持っていこうとしているのではないかという話である。

確かにどこであろうと熊に会えば危険なことは間違いない。そのことを常時、喚起しておくことは必要なことであろう。また人間の生活区域にやってくるようなら場合によっては殺処分もやむないことだろう。しかし下の記事など見たら、必要以上に熊を残酷な何の慈悲もかけなくていい恐ろしい怪物だと喧伝しているとしか思えない

クマの群れに「片耳ちぎられ、生きたまま皮を剝がされた男」の残酷死、その一部始終…農作物被害は年間5億!(MINKABU 2023年5月15日)

ヒグマは首から下を谷川に沈めて息をひそめ…「朱鞠内湖人喰い熊事件」現場付近で起きた「温根別仔連れ人喰い熊事件」の全貌(現代ビジネス 2023年5月18日)

そもそも人間こそ動物の皮を剝いできた圧倒的な歴史があるのに何だこの言い草は。加えて、上の記事はわざわざ「プーチンも熊が大好き」などと言っているのだから、熊を絶対的な悪役にしようとすることを第一の目標にしているとしか思えない。下の記事はヒグマがこちらを向けて大口をあけている写真を併載している。そして上の記事は「MINKABU」で、下のは「現代ビジネス」のものなのだ。どちらも経済推進関連メディア。これを偶然と見るべきだろうか?